実は3つに絞るの、難しいです。
それだけいろんな症状が改善したわけですが、「自覚症状としてツラかったもので、かつ、わかりやすいもの」という観点から、ベスト3を挙げてみたいと思います。
第3位「めまい」
めまいにはいろんな種類があるようです。
わたしの主な症状は「天井がぐるぐる回る⇒ひどいときは歩けない」「吐き気がする」「食欲がない」でした。
症状は起床時に出ます。
めまいの日は、ベッドから起き上がろうとすると、天井とか周りの景色がぐるぐると回っているので、「あ、今日は終わったな」と思います。そんなときは再びベッドに戻るしかありません。目を閉じてもぐるぐると回る感覚は止まりませんが、吐き気はマシになるので、そのままじっとしております。
症状が軽いときには、半日ほど寝ていれば落ち着きます。
が、ひどいときにはこの状態が夕方~夜まで続きます。
そんな日は食欲もダメダメなので「強制ダイエットだ~」と思いながら食事を抜くか、少しだけ食べます(でも、おなかは空いてないので、別にツラくありません)。
漢方を飲む前は、数か月に一度、このようなめまいに見舞われていたのですが、ここ1年ほどは起きていません。
第2位「不眠」
漢方薬にはいわゆる「睡眠導入剤」と呼ばれるものはないらしく、処方されるお薬はその時々によって違いました。全身の調子を整えることで眠りやすくするというのが漢方の考え方だそうです。
わたしの場合、不眠の原因は、主に「ストレス」や「ベッドの中でつい考えごとをしてしまうこと」(冬には「冷えて眠れない」というのもありましたが)。
症状も「寝つきが悪い」から「途中で目が覚めると眠れない」まで様々です。
しかし、ストレスが原因の場合は、診療翌日には必ずと言っていいほど、眠れるようになりました。これはお薬の効果と、診療時に先生にお話を聞いていただいたことで起こる心理的な作用ではないかと思います(思いを口にするって結構大事なコトなんだと思います)。
ちなみに不眠の漢方は西洋薬のようにガツンとは効きません。
その代わり(?)、昼間に眠くなったり、倦怠感に襲われるようなことはなく、寝る時間(夜)にちゃんと眠くなります。バイオリズムが乱される感じがしないのが、漢方のいいところだと思います。
第1位「冷え症」
西洋医学では治せないもの、それが冷え症です。
そして冷え症にはこれまたいろんな種類があります。
具体的には、
1.下半身の冷え
2.手足など末端の冷え
3.内臓の冷え
4.全身の冷え
5.局所の冷え
だそうです(「いちばんわかる!東洋医学のきほん帳」/伊藤 剛 著/学研より)。
わたしは1+4のタイプでした。
劇的に改善したのは体の中心部の冷えです。手足の先の冷えについては、今もまだ継続中ですが(特に冬などは真っ先に冷えます)、それでも、以前よりはだいぶ冷えなくなりました。
では、どのように改善したのかを具体的に書きます。
1.背中、腰、肩などが冷えなくなり、眠れるようになった。
2.眠れるようになったことで、朝、起きたときに体が重だるいと感じなくなった。
3.それにより、日中の活動時間が増え、体力がついた。
4.集中力が増した。
5.肩こりが減った。
6.食欲が増した(でも太ってはいませんよ・笑)。
あと、これは関係あるんですかねー、自分では判断できませんが、目の下のクマとたるみが消えました(疲れると出てきますが←当たり前)
これにはビックリしました。
以前のわたしは、どちらかというと、顔色が悪いほうだったのですが、今はそこそこ血色いいです。
「冷え症」という体質(?)が完全に治ったわけではないと思いますが(特に手先足先は今でもそこそこ冷えます)、体の中心部が冷えなくなったことで(こちらは大幅に改善しました)体調がかなりよくなったと感じています。
★参考文献「いちばんわかる!東洋医学のきほん帳」(伊藤 剛 著/学研)